演題

OP-146-1

右下葉非小細胞肺癌完全切除例におけるリンパ節転移経路に関する検討

[演者] 高祖 英典:1
[著者] 森 遼:1, 庄司 文裕:1, 山﨑 宏司:1, 竹尾 貞徳:1
1:国立病院九州医療センター呼吸器外科

【目的】非小細胞肺癌におけるリンパ節郭清の必要性は明らかである。一方で郭清範囲に関しては、根治度と手術侵襲の点から選択的リンパ節郭清が提唱されているが、一定の見解が得られていない。今回右下葉非小細胞肺癌完全切除例における郭清リンパ節の局在及び性質を評価した。【方法】1994年7月から2009年12月に施行した非小細胞肺癌完全切除例のうち、右肺下葉を原発とした183例に関して検討を行った。【結果】pN(+)症例51 例中29例(56.9%)がcN0と評価されていた。5年生存率は62.3%で、そのうち郭清がND2a-1以下の症例は52.0%であり、ND2a-2以上の症例は66.5%であったが有意差は認めなかった(p=0.19)。【結語】リンパ節転移陽性症例の56.9%がcN0であり、術前評価が困難であることが示唆された。選択的リンパ節郭清を施行するに当たってはリンパ流路を考慮しつつ、患者背景を慎重に検討し評価することが必要であると考えられた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版