演題

症状の軽減、生活の質および予後の向上を目指した緩和手術の実際

[演者] 辻仲 眞康:1
[著者] 清崎 浩一:1, 宮倉 安幸:1, 鈴木 浩一:1, 田中 宏幸:1, 長谷川 芙美:1, 福田 臨太郎:1, 桑原 明菜:1, 堀江 久永:2, 野田 弘志:1, 力山 敏樹:1, 渡部 文昭:1, 高田 理:1, 齊藤 正昭:1, 谷山 裕亮:1, 井本 博文:1
1:自治医科大学さいたま医療センター外科, 2:自治医科大学消化器一般外科

【目的】当院で行われてきた緩和手術の臨床的効果と有益性について検証する。【方法】2011年1月から2014年8月までの期間に、原発巣切除不能の大腸癌または骨盤内悪性腫瘍に対して緩和手術が施行された50例を対象とした。【結果】年齢の中央値は69(範囲:35-90)才。原疾患は大腸癌34例、卵巣/子宮癌13例、膀胱/前立腺癌2例、後腹膜悪性腫瘍1例。手術適応は狭窄25例、腸閉塞14例、穿孔/穿通が5例、瘻孔3例、ストーマ合併症3例。術式はストーマ造設術41例、消化管バイパス術7例、ストーマ造設+消化管バイパス術2例。術後合併症は19例に発生。手術後の転帰は自宅退院44例、転院4例、在院死2例。緩和手術後、23例に化学療法が開始(再開)可能となり、化学療法未実施27例と比較して生存期間中央値が有意に延長していた(not reached vs. 72日, p<0.001)。【結論】緩和手術は、切除不能進行担癌症例に対して、短期的な有益性をもたらす可能性が示唆される。
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