演題

進行・終末期癌患者に対する症状緩和手術の意義と予後関連因子に関する検討

[演者] 児山 香:1
[著者] 柴田 近:1, 岩指 元:1, 向田 和明:1, 佐藤 龍一郎:1, 中村 隆司:1
1:東北薬科大学病院

「目的」進行・終末期癌患者に対して施行した緩和手術成績を術後の化学療法施行の有無と術前の患者因子により検討する。「対象・方法」緩和手術を施行した46例を対象とし手術直接死亡率、退院率、生存期間中央値(MST)、1年生存率、食事摂取可能率について検討した。次に術後化学療法の施行の有無において予後推定栄養指数(PNI)やPalliative Prognostic Score(PaP Score)を用いて手術成績と術前患者因子について検討した。「結果」手術直接死亡は6例、退院可能症例は37例であった。食事摂取可能症例は37例に認めた。MSTは119日であり、1年生存率は24.6%であった。術後化学療法施行群においてMSTは344日、非施行群で47日であり有意に施行群で延長していた。またPNI、PaP Scoreともに非施行群で悪化している傾向にあった。「考察」術後化学療法が施行できる症例は生存期間の延長が望めるため、術前のPNI、PaP Scoreは手術適応の1つの因子になることが示唆された。
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