演題

胃癌腹膜播種に対する外科治療は「身体にも心にも優しい緩和医療」になり得るか?

[演者] 鍋谷 圭宏:1
[著者] 永田 松夫:1, 滝口 伸浩:1, 池田 篤:1, 貝沼 修:1, 早田 浩明:1, 趙 明浩:1, 外岡 亨:1, 齋藤 洋茂:1, 有光 秀仁:1, 柳橋 浩男:1, 小林 亮介:1, 知花 朝史:1, 所 為然:1, 石毛 文隆:1, 上里 昌也:2, 川平 洋:3, 松原 久裕:2, 山本 宏:1
1:千葉県がんセンター消化器外科, 2:千葉大学先端応用外科, 3:千葉大学フロンティア医工学センター

【目的と方法】胃癌腹膜播種による癌性腸閉塞に対する外科的介入39例(2003〜13年, 男/女=22/17, 平均61歳)の経験から、「身体にも心にも優しい」緩和医療となり得るか考察。【成績】(1)31例に人工肛門造設(5例は原発非切除、9例に腸切除/バイパス併施)、8例に腸切除/バイパス(1例在院死)施行も、1例は試験開腹(在院死)。(2)試験開腹例を除く38例中、33例(87%)で経口摂取・在宅達成、23例(61%)で術後化学療法。このMSTは5.7月も、4年生存2例。術後経口摂食可能期間中央値は5.1月。(3)多変量解析で、70歳以上、術前化学療法未施行か1次まで、術後化学療法あり、手術1ヶ月後CRP1mg/dLが独立予後良好因子。(4)予後予測はある程度可能だが、全人的視点から手術の決断は容易ではなく、精神科の専門的介入を要する症例も多い。【考察】身体に優しい安全な手術で術後の高炎症状態を回避し、術前からの精神的支援で心にも優しい緩和医療をめざすことが必要。
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