演題

消化管閉塞を伴った切除不能消化器癌に対する緩和手術の検討

[演者] 久永 真:1
[著者] 野中 隆:1, 足立 利幸:1, 崎村 千香:1, 永吉 茂樹:1, 徳永 隆幸:1, 森野 茂行:2, 北島 知夫:1, 谷口 堅:1, 蒲原 行雄:1, 前田 茂人:1, 田川 努:2, 藤岡 ひかる:1
1:国立病院長崎医療センター外科, 2:国立病院長崎医療センター呼吸器外科

【はじめに】消化管閉塞は食事摂取不良で入院生活を余儀なくされ、悪心・嘔吐・腹痛・腹部膨満などの症状や減圧チューブ留置により患者のQOLを著しく損ねる。【対象・方法】2011年1月から2013年12月までの3年間に緩和手術を施行した22例を対象として、臨床所見、術式、術後経過、QOL改善度、予後を検討した。【結果】原疾患は直腸癌5例、膵癌3例、胃癌4例、大腸癌3例、卵巣癌3例、子宮癌2例、胆嚢癌1例、小腸癌1例であった。術式は、人工肛門造設術11例、消化管バイパス術11例、閉塞腸管の切除3例、腹腔鏡下手術は3例であった。術後合併症は6例 (27%)に認めた。術後の食事再開は21例(95%)で可能であり、輸液は20例 (90%)で不要となり、減圧チューブは21例(95%)で抜去可能となった。術後生存期間の中央値は200日であった。【まとめ】癌による消化管閉塞に対する緩和手術は安全に施行可能で、QOL改善に有用な手段であることが示唆された。
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