演題

膵頭部癌患者の黄疸・胆管炎に対する緩和手術の位置づけ

[演者] 黒崎 亮:1
[著者] 富澤 直樹:1, 荒川 和久:1, 小林 克己:1, 佐藤 弘晃:1, 岩松 清人:1, 榎田 泰明:1, 岡田 拓久:1, 小澤 直也:1, 八木 直樹:1, 安東 立正:1, 須納瀬 豊:2, 竹吉 泉:2
1:前橋赤十字病院外科, 2:群馬大学臓器病態外科

膵頭部癌患者の黄疸・胆管炎に対する緩和手術(バイパス手術)の有効性について検討を行った。2005年より2012年に当院で治療を受けた膵頭部癌患者111例を対象とした。緩和手術を行ったのは19例で、全例に胃空腸吻合を行い、12例に胆道空腸吻合を併施した。術後早期の合併症は、創感染2例、胆管炎2例、腹腔内膿瘍1例であった。胆管炎は、胆道空腸吻合を行った12例中1例で、胆道空腸吻合を行わなかった7例中3例で発症していた。化学療法・放射線治療を行った23例とbest supportive careを行った32例では、黄疸・胆管炎に対して37例に胆道ドレナージを施行しており、25例でドレナージチューブの交換が必要であった。膵頭部癌では、黄疸・胆管炎のコントロールに難渋することが多く、胆道バイパスを伴う緩和手術は、術後合併症は多くはないため、積極的に行うべき治療と考えられた。
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