演題

当院における癌性腹膜炎患者の癌性腹水に対するCARTの現況

[演者] 松尾 光敏:1
[著者] 朝長 哲生:1, 塩竈 利昭:1, 水谷 明正:1, 福井 洋:1
1:長崎記念病院外科

(目的)当院におけるCARTの現況を分析しよりQOLの改善が期待できる条件を検討する。(対象と方法)2012年6月から2014年8月までに当院における癌性腹膜炎による腹水16症例に施行された計33回のCART(CART 16回、KM-CART 17回)を対象とし、腹水回収量、還元量、腹水の生化学的分析、副作用、症状改善の有無を分析した。(結果)16症例(膵癌8例、胃癌4例、胆管細胞癌2例、結腸癌2例)に対しCARTは1-9(平均2.1)回施行され、腹水回収量は800-9000(平均5177)ml、還元量は100-800(平均474)mlであった。Alb濃縮効率はCARTの方がKM-CARTより約1.5倍(6.4:4.4)高かった。副作用は39℃以上の発熱を9%で認めた。PS3ではPS4に比べ平均還元Alb量で多く(29.8g:16.1g)、腹部膨満感以外にも食事量、浮腫、疼痛、倦怠感などで改善するものがみられた。(考察)CART施行により全例で腹部膨満感の改善がみられたが、QOLの改善を期待するにはPS3での施行が望ましいと思われた。
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