演題

悪性胸水に対するドレナージおよび胸膜癒着術の原発巣別検討

[演者] 諸富 洋介:1
[著者] 岡本 龍郎:1, 高田 和樹:1, 桂 正和:1, 鈴木 雄三:1, 藤下 卓才:1, 北原 大和:1, 島松 晋一郎:1, 田川 哲三:1, 徳永 えり子:1, 沖 英次:1, 調 憲:1, 前原 喜彦:1
1:九州大学消化器・総合外科

【背景】緩和医療における胸水コントロールは重要な治療法の一つであるが、その方法と有効性については明確なコンセンサスが得られておらず、悪性胸水を癌種別で比較したものは少ない。【目的】悪性胸水に対するドレナージと胸膜癒着術の有効性を癌種別に検討する。【対象•方法】2005年7月から2014年5月まで、当科の進行再発の悪性腫瘍患者の内、悪性胸水と診断された方を対象に後方視的に検討を行った。【結果】対象は49例、原疾患は肺癌15例、乳癌15例、食道癌9例、胃癌4例、大腸癌4例、膵癌2例であった。胸膜癒着術は17例に施行していた。肺癌、乳癌における胸水増悪後の平均生存期間の中央値はそれぞれ222日、368日であったが、消化器悪性腫瘍による胸水増悪後からの予後は短かった(胃癌53.5日、食道癌71日、大腸癌36日、膵癌28.5日)。【結語】原発巣によって悪性胸水の予後が異なるため、胸水コントロールは癌種を考慮して行う必要がある。
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