演題

OP-140-4

Chiari Ⅱ型奇形患者における,胸腺腫を伴う重症筋無力症に対する胸骨吊り上げ式胸腔鏡下拡大胸腺摘出術

[演者] 吉田 周平:1
[著者] 松本 勲:1, 齋藤 大輔:1, 高田 宗尚:1, 田村 昌也:1
1:金沢大学心肺・総合外科

縦隔に対する胸腔鏡下手術は視野不良とされているが,当教室では独自に開発したautomatic sternal lifting system(以下ASLS)を用いた胸骨吊り上げ式手術を行っている.Chiari Ⅱ型奇形患者における胸骨吊り上げ式胸腔鏡下手術を経験した.ビデオを供覧する.症例は35歳,男性.出生時にChiari Ⅱ型奇形と診断され10年前より人工呼吸器管理(気管切開後).胸腺腫合併MGと診断され手術目的に当科紹介.手術は前胸部左側第III肋間に小開胸,第VI肋間前腋窩線上左側に12mm,右側に5mmポートを挿入し心窩部よりASLSにて胸骨挙上.側弯症,強度の縦隔の左側偏位あるも両側横隔神経を鏡視下に確認し,拡大胸腺摘出術を施行.手術時間5時間27分,出血量175ml.本症例では短頚かつ気管切開後であり,またChiari奇形による縦隔の強度の偏位のため鏡視下手術を選択した.解剖学的偏位に対しても詳細な観察が可能であり,低侵襲かつ根治性が担保された手術が可能であった.
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