演題

OP-140-1

FDG-PETは胸腺上皮性腫瘍の組織型鑑別に有用である

[演者] 福本 紘一:1
[著者] 谷口 哲郎:1, 川口 晃司:1, 福井 高幸:1, 石黒 太志:1, 中村 彰太:1, 森 俊輔:1, 横井 香平:1
1:名古屋大学呼吸器外科

【対象と方法】2006年12月から2014年8月の間に治療した胸腺上皮性腫瘍症例のうち、治療前にFDG-PETを施行した95例を対象とした。SUV maxと組織型、腫瘍径などの関係を検討した。【結果】年齢中央値62歳、男性52例・女性43例、組織型は胸腺腫74例・胸腺癌21例であった。正岡病期はI期:13例、II期:46例、III期:21例、IV期:15例であった。組織型別のSUVmax (中央値)は、低リスク胸腺腫(A/AB/B1)2.59、高リスク胸腺腫(B2/B3)4.1、胸腺癌7であり、胸腺癌のSUVmaxは低リスク・高リスク胸腺腫と比較して有意に高値であった(p<0.0001)。低リスク胸腺腫と高リスク胸腺腫の間に有意差は認められなかった(p=0.122)。SUVmaxのカットオフ値を4.9として胸腺腫・胸腺癌の鑑別を試みると、感度95.2%、特異度85.1%であった(ROC曲線におけるAUC:0.9431)。【結論】胸腺癌のSUVmaxは胸腺腫と比較して有意に高く、FDG-PETは胸腺腫と胸腺癌の鑑別に有用であると思われる。
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