演題

当院におけるNipple sparing mastectomyの外科的工夫と治療成績の検討

[演者] 志茂 彩華:1
[著者] 上島 知子:1, 土屋 恭子:1, 小島 康幸:1, 志茂 新:1, 速水 亮介:1, 白 英:2, 川本 久紀:2, 西川 徹:1, 首藤 昭彦:2, 福田 護:2, 岩平 佳子:3, 梶川 明義:4, 津川 浩一郎:1
1:聖マリアンナ医科大学乳腺・内分泌外科, 2:聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージング先端医療センター, 3:ブレストサージャリークリニック, 4:聖マリアンナ医科大学形成外科

近年、乳癌手術は根治性と整容性の両立が要求されるようになってきている。当院では整容性維持のため、Nipple sparing mastectomy(NSM)を積極的に行っている。2000年1月〜2013年3月までにNSMを施行した441症例を対象として、治療経過を観察し、surgicalおよびoncologicalな安全性について検討した。さらに工夫している手術手技や周術期管理について紹介する。乳頭乳輪への血流を維持するため、外側もしくは下方よりアプローチし、可能な限り皮下脂肪を厚く残すようにしている。乳頭直下の乳腺が薄くならないよう、乳頭を持ち上げながら切離。断端を術中迅速病理に提出し、陰性であることを確認。術後早期合併症で不可逆性の乳頭壊死や皮膚壊死まで至った症例は僅か1.3%であり、D領域の腫瘤で有意に多く、外側皮下脂肪の厚さが乳頭の血流維持に重要と考えた。乳頭乳輪再発は2.2%であり、他験例と大差はなかった。NSMは安全性、整容性にも良い適応である。
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