演題

OP-138-7

原発性肝癌に対する肝切除術後の腹壁瘢痕ヘルニア発生に関する検討

[演者] 萱島 寛人:1
[著者] 前田 貴司:1, 原田 昇:1, 増田 隆伸:1, 郡谷 篤史:1, 伊藤 修平:1, 松山 歩:1, 濱武 基陽:1, 筒井 信一:1, 松田 裕之:1, 石田 照佳:1
1:広島赤十字原爆病院外科

【背景】肝硬変に伴う肝線維化と腹壁瘢痕ヘルニア発生との相関は不明である。【目的】肝癌に対する肝切除後腹壁瘢痕ヘルニア発生のリスク因子を検討する。【方法】原発性肝癌患者192例を対象とした。閉腹は吸収糸で全層連続または結節で施行した。画像で筋膜の離開/突出ありを発生群と定義した。【結果】腹壁瘢痕ヘルニアは60例(31.3%)に認めた。発生群では、術前因子でBMI高値、ICG高値、血小板低値、4型コラーゲン高値、ヒアルロン酸高値、肝障害度B、Child-Pugh score 6点以上、術中因子で輸血あり、全層連続縫合による閉腹、術後因子で術後難治性腹水あり、SSIあり、病理診断で非癌部がLCの症例が多かった。多変量解析では、難治性腹水あり、全層連続縫合による閉腹、BMI > 25、4型コラーゲン高値がリスクであった。【結語】ヘルニア発生のマーカーとして4型コラーゲンが有用で、閉腹法としては各層での連続縫合または結節縫合が推奨される。
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