演題

OP-138-4

腹腔鏡下腹壁ヘルニア修復術の有用性

[演者] 後藤 航:1
[著者] 金沢 景繁:1, 塚本 忠司:1, 清水 貞利:1, 村田 哲洋:1, 日月 亜紀子:2, 玉森 豊:2, 山本 篤:2, 井上 透:2, 山下 好人:2, 西口 幸雄:2
1:大阪市立総合医療センター肝胆膵外科, 2:大阪市立総合医療センター消化器外科

腹壁瘢痕ヘルニアの開腹修復術はヘルニア嚢剥離の際に広範囲に及ぶ皮膚切開や皮下操作が必要なことが多く,術後創感染を引き起こし再発の要因になると報告されている.当科で施行したParietexTM Composite meshを用いた腹腔鏡下ヘルニア修復術の治療成績を開腹手術症例と比較検討した.対象は過去3年間に当科で腹壁瘢痕ヘルニア修復術を施行した22例(開腹群17例,腹腔鏡群5例)で,腹腔鏡群は3例が開腹下修復術後の再発例であった.腹腔鏡群の1例のみ開腹移行となった.開腹群ではseromaが3例,血腫が1例,創感染が1例認められ,2例に術後再発を認めた.腹壁瘢痕ヘルニア修復術において,腹腔鏡手術は腹腔内からの観察により正確にヘルニア門の範囲を同定して十分な補強が行えるという利点があり,しかも開腹手術と比較して術後合併症率,再発率が低く,今後治療の第一選択になり得るものと考えられた.
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