演題

大網弁を用いたOncoplastic surgery

[演者] 座波 久光:1
1:中頭病院外科

はじめに:大網弁を用いたoncoplastic surgery(OPS)の手術手技と長期成績について報告する.対象と方法:2002年4月~2014年7月までに大網弁を用いたOPS180例を対象とした.大網弁の作製は腹腔鏡下に行い,皮下トンネル経由で剣状突起尾側の開腹創より大網弁を引出し,乳房欠損部へ充填した.結果:手術の内訳は,温存術139例,Nipple-sparing mastectomy 41例であった.合併症は18例(10%)で,部分大網壊死8例,大網弁の血管損傷2例,皮下血腫1例,創感染3例,部分皮弁壊死2例,腹壁瘢痕ヘルニア2例であった.4段階評価による整容性評価では,80%以上がGood以上で,Fair,もしくはpoorとなった主な原因は,大網弁の容量不足であった.観察期間の中央値70ヶ月で局所再発を2例(1.1%)に認めた.結語:腹腔鏡で採取する大網弁は,広範囲の切除後の部分再建,特に他の自家組織では困難な内側領域のVolume replacement法として有用な手技である.
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