演題

側胸部穿通枝皮弁を用いた乳房部分切除後同時再建

[演者] 藤本 浩司:1
[著者] 長嶋 健:1, 榊原 雅裕:1, 三階 貴史:1, 椎名 伸充:1, 藤咲 薫:1, 榊原 淳太:1, 岩瀬 俊明:1, 石神 恵美:1, 羽山 晶子:1, 宮崎 勝:1
1:千葉大学臓器制御外科

外側広範病変に対し、側胸部有茎穿通枝皮弁による部分切除後同時再建を行い整容性の向上を試みているので報告する。術前に側胸部のドップラーエコーを施行し穿通血管を同定しておく。乳腺部分切除後、側臥位にし、穿通枝を茎として広背筋は温存し、紡錘形の真皮脂肪弁を背部より挙上する。皮弁は脱上皮化し、欠損部への充填を行う。再び仰臥位に戻し、座位で左右のバランスをチェックした上、閉創する。患者年齢平均47.9歳、16例に施行した。平均乳房切除体積率は31%、平均皮弁採取量は166.5g、切除を含む全手術時間は平均392分であった。1例に追加切除を施行し、現在までに再発は認めていない。乳房皮膚部分壊死を1例に認めた。非再建群では切除率が15%を越えると半数以上で整容性が低下するが、再建群では整容性の維持が可能であった。再建組織は術後も十分に体積が保持された。本法は乳腺外科医でも施行可能なオプションとして有用な手技であると考える。
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