演題

Abdominal advancement flapを用いたoncoplastic surgeryの手技

[演者] 花村 典子:1
[著者] 木村 弘子:1, 山下 雅子:1, 柏倉 由実:1, 中村 卓:1, 野呂 綾:1, 今井 奈央:1, 澁澤 麻衣:1, 木本 真緒:1, 小川 朋子:1
1:三重大学乳腺外科

乳房下溝線(inframammary fold:IMF)より尾側の皮膚・皮下脂肪織を頭側に引き上げて用いるAbdominal advancement flap(AAF)によるoncoplastic surgeryを紹介する.【術前】臥位で切除範囲を,坐位でIMF,およびIMFより尾側に新しいIMF(neo-IMF)のラインをマークする.neo-IMFの位置は,坐位でIMF尾側の皮膚をつまみ挙上できる高さとする. 【手術】尾側の皮下剥離はneo-IMFまで行う.IMFまでは通常通りの剥離を行い,IMFより尾側は皮膚側に脂肪を付けるように腹直筋・外腹斜筋筋膜上で剥離する.部分切除後,切除部周囲の乳腺・脂肪織で欠損部を充填.内腔側からneo-IMFのラインに4-0吸収糸をかけ,頭側から用手的に乳房に圧をかけながら,糸を牽引し,自然なneo-IMFが作成できているか確認後,吸収糸を胸壁に固定する.【考察】AAFで得られるボリュームは少ないが,皮弁の血流が安定しており合併症も起りにくい.下部領域の15%ぐらいまでの欠損を補う手段としては,有効な方法である.
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