演題

OP-134-2

胃癌手術における膵上縁郭清のための胃膵ヒダの可動性に基づくアプローチ法の選択

[演者] 大内田 研宙:1
[著者] 永井 英司:1, 藤原 謙次:2, 中村 勝也:1, 清水 周次:1, 橋爪 誠:2, 田中 雅夫:1
1:九州大学臨床・腫瘍外科, 2:九州大学先端医療イノベーションセンター

膵上縁郭清に関して様々なアプローチ法が報告されている。しかし、症例ごとの癌の広がりや解剖学的特徴に応じてより適切なアプローチ法を選択することがよりよい郭清手技につながると考える。今回、胃膵ヒダの可動性に注目してアプローチ法の選択に関して考察した。まず膵上縁の郭清開始時に胃膵ヒダ全体の可動性を観察し、可動性を制限する原因を確認する。この際胃膵ヒダを把持する助手がどの組織が可動性を制限するかを術者にフィードバックする。多くは左右の胃膵ヒダを分離し、内側アプローチを選択する。しかし脾動脈の走行や左胃動脈の分岐位置などによっては左側アプローチを選択する症例もある。また、左胃動脈近傍のリンパ組織が硬化している症例など右胃膵ヒダの郭清を先行させる右側アプローチを選択することもある。どのアプローチ法でも郭清すべき組織の可動性を十分に確保することが重要で、症例に応じてアプローチ法を選択すべきと考える。
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