演題

OP-133-5

腹腔鏡下胃全摘脾臓合併切除D2リンパ節郭清の膵液漏対策と手技の簡易化:3D-MDCTによる脾動脈分岐様式の術前認識と膵尾動脈の想定

[演者] 石川 健:1
[著者] 鈴木 和光:1, 梶原 脩平:1, 松尾 一勲:1, 後藤 愛:1, 梅木 祐介:1, 中内 雅也:1, 菊地 健司:1, 田中 毅:1, 古田 晋平:1, 石田 善敬:1, 須田 康一:1, 宇山 一朗:1
1:藤田保健衛生大学上部消化管外科

背景)胃全摘D2郭清でリンパ節郭清目的の脾摘の是非は議論があり,膵周囲合併症が高いと報告もある.原因は膵への直接障害と血流障害を考え,当科では膵尾動静脈を温存している.膵尾動静脈を確認した脾摘D2郭清の7例は膵周囲合併症はなく,膵液漏対策として有用な可能性がある。3D-MDCTのよる膵尾部動脈の想定と脾動脈分岐形態の認識で脾摘D2郭清の手技の簡易化を考えている.方法)脾摘D2郭清を行い,3D-MDCTを行った3例(施行群)と行わなかった7例(非施行群)と対象した.3D−MDCTを行った11例の脾動脈の分岐,膵尾動脈想定部位を実際の手術動画と検証した.結果)膵液漏は認めず,両群間に術後短期成績に有意差はなかった.術中に膵尾動脈を確認できたのは8例,いずれも想定部位と一致していた.脾動脈の分岐は3本8例,2本2例,4本1例であり,脾門部の血管を一括処理したのは2例であった.結語)3D−MDCTにより脾臓合併切除D2リンパ節郭清を安全にかつ簡易化する可能性がある.
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