演題

OP-133-4

胃癌に対する胃全摘術における脾合併切除症例の検討

[演者] 園田 洋史:1
[著者] 小林 隆:1, 遠藤 裕平:1, 入江 彰一:1, 平田 泰:1, 南村 圭亮:1, 真船 健一:1
1:三井記念病院消化器外科

【目的】上部進行胃癌に対するD2郭清の脾合併切除に関しては議論があり、現在JCOG0110試験で解析が行われている。今回我々は、当科における胃全摘症例に関して脾合併切除の意義を検討した。【対象】2003年1月から2014年3月までに胃全摘を行った単発胃癌141例を解析した。【結果】胃全摘(TG)群は67例、胃全摘脾合併切除(TG+S)群(膵脾合切例を含む)は74例で、全体の5年生存率はTG群(59例)54.2%、TG+S群(61例) 56.4%(p=0.7484)と有意差を認めなかった。Stage別の検討では、唯一Stage II群で5年生存率がTG群61.5%、TG+S群86.2%(p=0.0404)と有意差を認めた。【考察】今回の結果は後ろ向き解析であり、患者背景、リスク等の選択バイアスが含まれる。上部進行胃癌に対しては一律に脾合併切除を行うのではなく、術前診断や根治性を考慮し適応を決定することが重要と考えられる。今後、JCOG0110試験の解析結果が待たれる。
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