演題

OP-133-2

腹腔鏡下胃全摘における脾門部郭清の実際

[演者] 山浦 忠能:1
[著者] 金谷 誠一郎:1, 奥村 慎太郎:1, 吉村 文博:1, 有本 明:1
1:大阪赤十字病院外科

背景:脾門部郭清は腹腔鏡下胃全摘の技術的な関門の1つである。今回、脾門部郭清の当科の取り組みを紹介する。手技:当科では胃全摘は腹腔鏡手術を第一とし、体上部小弯の早期癌はD1+郭清を、胃体上部小弯の進行癌と大弯の早期癌は脾動脈前面リンパ組織を郭清するすだれ様郭清を、胃体上部大弯の進行癌は脾動静脈を末梢で処理する脾合併切除を行っている。成績:2011年4月からの約3年間に施行した腹腔鏡下胃全摘症例をD1+郭清群39例と脾門部郭清群(すだれ+脾合切)21例に分け、比較・検討した。手術時間、出血量術後在院日数の中央値は357分と375分、0ml(測定不能)と40ml、13日と14日。Clavien-Dindo GradeII以上の術後合併症とその内の膵液漏は10例、1例と6例、0例であった。術後在院日数や合併症に差異はなく、脾門部郭清の安全性を示唆する結果となった。結語腹腔鏡下胃全摘の安全性は向上しつつあり、技術的な妥当性をもった術式になりうると考える。
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