演題

OP-132-3

胃癌腹膜播種に対するSOCS-1遺伝子治療の有効性と細胞周期の制御に与える影響の検討

[演者] 中塚 梨絵:1
[著者] 高橋 剛:1, 世良田 聡:2, 藤本 穣:2, 相馬 大人:3, 宮崎 安弘:1, 黒川 幸典:1, 山崎 誠:1, 宮田 博志:1, 中島 清一:1, 瀧口 修司:1, 仲 哲治:2, 森 正樹:1, 土岐 祐一郎:1
1:大阪大学消化器外科, 2:医薬基盤研究所 免疫シグナルプロジェクト, 3:大阪中央病院外科

【目的】胃癌においてSOCS-1発現が細胞周期に与える影響を明らかにすることを目的とした。さらに胃癌腹膜播種に対する治療の有効性について検討した。【方法】胃癌細胞株6種に対してSOCS-1を強制発現させ、細胞増殖抑制効果を評価した。さらに細胞周期の制御に関する影響について検討した。また、MKN45-Lucを用いて腹膜播種モデルを作成し、アデノウイルスベクターによる遺伝子治療を行い、In Vivo Imaging System(IVIS)を用いて経時的に腹腔内病変の評価を行った。【結果】胃癌細胞株6種類中、3細胞株においてSOCS-1発現による増殖抑制効果を認めた。細胞周期ではG2/M期の相対的な増加を認め、Chk2のリン酸化を認めた。腹膜播種モデルに対するSOCS-1遺伝子治療では癌抑制効果を認め(p=0.034)、さらに生存期間の延長効果を認めた。【結論】SOCS-1はATR-Chk2経路を介して細胞周期を停止した。また、胃癌腹膜播種に対するSOCS-1遺伝子治療は有効性を認めた。
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