演題

OP-131-4

下部食道24時間pHモニタリング測定法からみた胃全摘兼空腸R-Y再建術での下部食道括約筋温存の有用性

[演者] 富田 凉一:1
[著者] 藤崎 滋:2, 朴 英智:1, 櫻井 健一:3
1:日本歯科大学外科, 2:藤崎病院外科, 3:日本大学乳腺内分泌外科

【目的】胃癌での胃全摘兼空腸R-Y再建術(TGRY)は、術後アルカリ逆流性食道炎(ARE)によるQOL低下を認める。ARE予防に下部食道括約筋(LES)温存の有用性を検討した。【方法】術後5年経過したTGRY51例をA群(LES非温存)26例(男性17例、女性9例、平均68.9歳)と、B群(LES温存)25例(男性17例、女性8例、平均66.2歳)の2群に分け、AREの有無と下部食道24時間pHモニタリング測定値を対照(C群)22例(男性14例、女性8例、平均67.5歳)を用い比較した。【成績】ARE症状と内視鏡的AREはA群がB群より有意に多かった(それぞれp<0.05)。 pH>7 holding time (%)はA群がB、C群より、B群がC群より有意に高値であった(それぞれp<0.01)。 pH>8 holding time (%) はA群がB、C群より有意に高値であった(それぞれp<0.01)。なお、B,C群間に差はなかった。【結論】TGRY術後AREの予防にLES温存は有用であった。
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