演題

OP-131-1

幽門側胃切除術後の究極の再建法を目指して~当院の有茎空腸間置再建術の手術成績~

[演者] 二宮 繁生:1
[著者] 廣石 和章:1, 有田 毅:1
1:有田胃腸病院

【目的】幽門側胃切除術空腸間置再建術(DGJI)の手術成績を明らかにする。【手技】早期癌症例にはセンチネルリンパ節生検(SNNS)を行い、迷走神経腹腔枝を温存の上DGを行い、10~12cmの空腸を間置する。【対象と方法】61例を対象。【成績】年齢61.4歳、男女比44:17、SNNSは47例(77%)で施行し、迷走神経腹腔枝は58例(95%)で温存可能。手術時間は393.7分、出血量は436.3mlで輸血は1例(1.6%)。合併症は11例(18%)(縫合不全1例、リンパ漏1例、胆嚢炎1例、深部静脈血栓1例、一過性胃排出障害7例)。術後1年目の内視鏡検査では、逆流性食道炎は認めず、逆流性胃炎は1例(1.9%)に認めた。また吻合部潰瘍を12例(22.2%)に認めた。ダンピング症候群を認めた症例はなく、1例(1.9%)で下痢を認めた。【結論】DGJIは安全な再建術式で、有用な機能温存術式である。しかしながら手術時間が長く、本術式特有の合併症である吻合部潰瘍の発生には注意を要する。
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