演題

OP-129-3

80歳以上の高齢者食道癌に対する治療成績

[演者] 池部 正彦:1
[著者] 久保 信英:1, 廣重 彰二:1, 平下 禎二郎:1, 泉 公一:1, 松本 敏文:1, 福山 誠一:1, 武内 秀也:1, 東 秀史:2, 矢野 篤次郎:1, 武藤 庸一:1
1:国立病院別府医療センター外科, 2:製鉄記念八幡病院外科

【はじめに】高齢者人口の増加とともに、高齢者食道癌症例も増加している。根治療法として放射線治療あるいは手術を行った80歳以上の食道癌症例ついて検討した。【結果】①34例に放射線治療を行った。平均年齢は83.9歳で、50Gy以上の照射が可能であったのは28例(82.4%)であった。化学療法は14例で併用していた。21例は通過障害をきたしており、15例で通過状態が改善した。全症例の治療開始からの50%生存期間は14.2か月、1年/3年生存率は57%/28%であった。治療終了後3ヶ月以内の早期死亡は10例であった。②12例に対して手術が行われており、全体の1年/3年/5年生存率は90.9%、54.5%、36.4%であった。【まとめ】放射線治療単独なら十分な忍容性が得られ、通過障害の改善効果が高かった。手術症例の予後は比較的良好であった。高齢者食道癌症例に対しては特に、PSや進行度を考慮して治療方針を決定する必要があると考えられた。
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