演題

OP-129-2

75歳以上高齢者食道癌に対する術前化学療法と手術の安全性

[演者] 山本 将士:1
[著者] 中村 哲:1, 金治 新悟:1, 金光 聖哲:1, 山下 公大:1, 今西 達也:1, 角 泰雄:1, 鈴木 知志:1, 田中 賢一:1, 掛地 吉弘:1
1:神戸大学食道胃腸外科

【はじめに】cStage II/III(T4を除く) 胸部食道癌に対する標準治療として,術前補助化学療法(NAC)+手術が推奨されている.しかし,75歳以上については検討されていない。【対象と方法】2005年1月から2014年7月までに当科で食道癌に対しNAC+手術を施行した75歳以上29例と75歳未満120例を対象として, NACの完遂率,血液データの変化,副作用,術式,術後合併症,予後について比較検討した.【結果】NAC2コース完遂率は75歳以上76%,75歳未満85%で有意差はなかった.血液データの変化はほぼ同様で副作用の頻度に有意差はなかった. 75歳以上の90%,75歳未満の88%に鏡視下手術を行った. 肺合併症は75歳以上21%,75歳未満20%に認め,縫合不全は75歳以上14%,75歳未満13%に認めた.重症度に有意差はなかった. OSに有意差はなかった.【考察】75歳以上においていずれの検討項目も75歳未満と有意差はなく,高齢者食道癌症例に対するNAC+鏡視下手術は安全に遂行できると考えられた.
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