演題

SY-5-5

重症虚血肢に対して先行するEVTは下腿動脈バイパスに障害を与える

[演者] 小久保 拓:1
[著者] 笹嶋 由美:2, 大久保 直子:3, 笹嶋 唯博:3
1:江戸川病院血管病センター, 2:北海道教育大学旭川分校, 3:江戸川病院 血管病センター

[目 的] 重症虚血肢(CLI)のうち下腿以下病変で血管内治療(EVT)が先行して行われたバイパス群(Os)とEVTの既往がない群(Of)の治療成績を比較した。 [対 象] 過去2年間の足関節位へのバイパスは85例/96肢であった(内訳はOs群26例/31肢、Of 群59例/65肢)。[結 果] 一次開存率はOs群45%, Of群79%で、先行するEVTが治療成績に影響していた。さらに大切断はOs群13%, Of群2%で救肢率にも違いを認めた。患者背景をみるとRutherford 6がOs群65%(vs. Of群44%,) と有意に高率であった。維持透析88% (vs. 50%)で、維持透析に対するEVTが壊疽の重症化を認めた。 [結 論] 先行するEVTは虚血の重症化を来たし、バイパス術の開存性に影響を与え、大切断に至る率が高かった。下腿動脈以下のCLI症例ではEVTの適応を再考すべき問題であると考える。
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