演題

OP-128-2

食道癌術後両側胸水ドレナージ法の検討

[演者] 丹羽 由紀子:1
[著者] 小池 聖彦:1, 大屋 久晴:1, 岩田 直樹:1, 神田 光郎:1, 田中 千恵:1, 山田 豪:1, 小林 大介:1, 中山 吾郎:1, 藤井 努:1, 野本 周嗣:1, 杉本 博行:1, 藤原 道隆:1, 小寺 泰弘:1
1:名古屋大学消化器外科

【背景】食道癌根治術後でしばしば左胸水貯留を経験するわれわれは2013年より1本のブレイク®ドレンを右胸腔内から後縦隔を通って左胸腔内に留置する方法(Bilaterl pleural drainage by single Blake drain; BDSD法)を導入している.【対象と方法】2012年4月から2013年3月までのブレイクドレンを右胸腔内肺尖に留置した従来群50例と,2013年4月から2014年6月までのBDSD法を施行した2群を,ドレナージ量,術後左胸水貯留と左無気肺の頻度を検討した.【結果】患者は背景において2群間に差はなく,ドレン排液総量は従来群で1804±1082ml,BDSD群で2961±1391mlとBDSD群で多かった(p<0.0001). 左胸水貯留と左無気肺の頻度は従来群でそれぞれ80%と66%であり,BDSD群でそれぞれ9%と6%であり,ともにBDSD群で少なかった(ともにp<0.0001).【結論】BDSD法は1本のドレンで両側胸水を効率的にドレナージし,術後左胸水貯留や無気肺を減らすことから有用な方法であると考えられた.
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