演題

OP-127-7

食道癌術後合併症が術後体重減少・筋萎縮に及ぼす影響と経腸栄養の有用性:経腸栄養は体重維持・筋萎縮予防に有用か?

[演者] 林 勉:1
[著者] 利野 靖:2, 高川 亮:1, 山田 貴允:2, 佐藤 勉:3, 大島 貴:2, 湯川 寛夫:2, 國崎 主税:1, 円谷 彰:1, 吉川 貴己:3, 益田 宗孝:2
1:横浜市立大学市民総合医療センター消化器病センター, 2:横浜市立大学外科治療学, 3:神奈川県立がんセンター消化器外科

背景)術後合併症が術後体重減少および筋萎縮に与える影響を検討した。方法)胸部食道癌32例を対象とした。術中に空腸瘻を留置し、経腸栄養は術後合併症においても継続。CT検査で腸腰筋断面積(CSA)を測定し、術後3か月後の体重減少率(%BW)および筋肉減少率(%CSA)を算出した。術後合併症あり(C群)と術後合併症なし(N群)間で経腸栄養併設期間、alb値、体重減少率、筋肉減少率を比較した。結果)術後合併症は14例に生じた(C群:14例、N群:18例)。年齢(中央値:N群72.5歳、C群69.5歳 P=0.536)、アルブミン値(C群3.75mg/dl、N群4.05mg/dl P=0.054)、%BW (C群8.5%、N群9.1% P=0.779)は差はみられなかった。術後経腸栄養併施期間はC群で長く(C群142日、N群65日 P=0.025)、%CSAもC群で大きかった(C群18.5%、N群3.9% P<0.001)。結論)術後合併症は経腸栄養の管理下で、体重減少に対しての影響が少ないが、筋萎縮には影響を与える事が示唆された。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版