演題

OP-127-2

食道癌治療での当院におけるFast track surgeryの取り組みと成果

[演者] 田中 雄二朗:1
[著者] 矢永 勝彦:1, 西川 勝則:1, 江藤 誠一郎:1, 山本 世怜:1, 矢野 文章:1, 小村 伸朗:1, 三森 教雄:1, 大木 隆生:1
1:東京慈恵会医科大学外科

我々は食道癌手術における術後合併症の軽減と早期回復を目指すFast track surgery(FTS)として周術期リハビリ、NST介入、術前歯科介入、ICU専属医師の配置、低侵襲手術の5項目に着目し、術後成績について検討を行った。対象は115例。3項目マッチ115例、4項目マッチ24例、5項目マッチ5例。全症例の術後成績は、ICU滞在日数3日、呼吸器合併症21例、縫合不全13例、在院日数25日。マッチ数と呼吸器合併症・在院日数の検討では項目を満たす数が多い程改善が見られた。また、術後合併症を減らす取り組みを第6のFTS項目として検討すると、ICU滞在日数はマッチ数に関わらず3日、在院日数は5項目以上満たすことで有意に短縮した (P=0.011)。FTSの導入により呼吸器合併症は減少し、在院日数は短縮した。今後は周術期歯科介入、低侵襲手術とともに術中胃管血流評価、反回神経モニタリングなどのFTS項目の増加が見込まれるので食道癌手術成績のさらなる改善が期待できる。
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