演題

OP-126-8

腹臥位胸腔鏡下食道切除術における左上縦隔リンパ節郭清の定型化 −食道吊り上げと胸骨上縁切除による視野展開−

[演者] 小林 裕之:1
[著者] 近藤 正人:1, 岡田 和幸:1, 山本 健人:1, 木下 裕光:1, 阪本 裕亮:1, 喜多 亮介:1, 増井 秀行:1, 瓜生原 健嗣:1, 橋田 裕穀:1, 八木 真一郎:1, 三木 明:1, 細谷 亮:1, 貝原 聡:1
1:神戸市立医療センター中央市民病院外科

【はじめに】我々は1998年から食道癌に対して胸腔鏡手術を導入し、2009年からは腹臥位手術を行っている。上縦隔左側リンパ節郭清は、定型化の最大の課題だったが、胸腔鏡下吊り上げ法と、頚部操作時の工夫により、全症例で頚胸境界部のリンパ節郭清を完遂できるようになった。【手術手技】胸腔鏡下操作:気管左側のMorosow間膜を温存する層で食道を受動したあと、綿テープをかけて背側に牽引すると左上縦隔が広く展開される。ここから反回神経を同定して、106recLを郭清する。頚部操作:胸骨柄の上縁部分を切除すると、郭清困難な頚胸境界部のリンパ節106recL〜101Lと縦隔内の左反回神経を直視下に確認できるため、安全にリンパ節郭清を完遂できる。【結語】左上縦隔リンパ節郭清において、①食道断端の吊り上げとMorosow間膜の温存、②胸骨切除は、上縦隔郭清の定型化に非常に有益であり、多くの施設でも導入可能と考えられた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版