演題

SY-5-3

潰瘍治癒の視点から見た重症虚血肢治療戦略

[演者] 古山 正:1
[著者] 奈田 慎一:1, 小野原 俊博:1
1:国立病院九州医療センター血管外科

【はじめに】当院では血管内治療(EVT)およびバイパス術を血管外科医が行い、フットケアチームで創傷管理を行っている。【対象と方法】2008年からの6年間で潰瘍を有するそけい部以下血行再建術症例130例163肢(初回術式Bypass 68肢、EVT 95肢)を対象とし、潰瘍治癒に影響を与える因子を検討した。【結果】潰瘍治癒率はBypass群81%、EVT群72%。潰瘍治癒までの期間はBypass群平均69日、EVT群165日。潰瘍未治癒の危険因子は低アルブミン血症、冠動脈疾患、脳梗塞後遺症、壊死部除去後大欠損、シロスタゾール非併用。潰瘍治癒遷延(3ヶ月以上)の危険因子は初回術式EVT、透析、糖尿病、壊死部除去後大欠損、複数回の治療。【まとめ】重症虚血肢症例は併存疾患が多く、これらが潰瘍治癒を困難にする要因ともなっていた。フットケアチームに加え全身状態改善のための集学的治療が必要である。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版