演題

OP-124-7

両肺換気・気胸下腹臥位鏡視下食道手術の左上縦隔郭清手技の工夫と術後短期成績の検討

[演者] 末原 伸泰:1
[著者] 渡部 雅人:1, 古賀 健一郎:1, 亀田 千津:1, 阿南 敬生:1, 西原 一善:1, 中野 徹:1, 光山 昌珠:1
1:北九州市立医療センター外科

【背景】当院では胸部食道癌に対し, 2009年からdouble lumen tube(D)を用いた片肺換気・腹臥位鏡視下食道切除術(MIE)を開始,2014年からsingle lumen tube(S)とし両肺換気・腹臥位MIEを導入した.【目的】両肺換気・気胸下腹臥位MIEの縦隔郭清手技の工夫とその有用性に関し検討した.【対象】2009年1月から2014年8月まで上縦隔郭清を行った腹臥位MIE 100例を対象とした.【方法】両肺換気・気胸下MIE導入前(D群)82例と導入後(S群)18例の術後短期成績を比較した.D群では,左上縦隔郭清では気管の可動性が劇的に向上するため気管の腹側への展開が容易となった. 【結果】胸腔操作手術時間は,D群278分,S群225分と有意に短く,胸腔操作出血量は,D群71g,S群30gと有意に減少していた.G1・2の左声帯麻痺は,D群33%,S群22%と差は認めないものの減少傾向であった.【結語】両肺換気・気胸下腹臥位MIEは,さらなる低侵襲や合併症軽減に寄与すると思われた.
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