演題

OP-124-3

腹臥位胸腔鏡下食道切除術における腔内牽引器を用いた縦隔リンパ節郭清

[演者] 武田 茂:1
[著者] 兼清 信介:1, 北原 正博:1, 西山 光郎:1, 吉野 茂文:1, 硲 彰一:1, 岡 正朗:1
1:山口大学消化器・腫瘍外科

胸腔鏡下食道切除術における腔内牽引器を用いた縦隔リンパ節郭清について供覧する。【術式】上縦隔郭清の際に腔内牽引器を用いて胸部上部食道を把持し片端を壁側胸膜に固定することで食道を後方に牽引して術野展開を行う。鉗子を用いた場合のポートの追加や鉗子同士の干渉がなく、糸による体外からの牽引に比べてより後方に食道を牽引でき、他の部位の操作の際も変更が容易である。下部食道の左側の展開にも使用可能で横隔膜が挙上して裂孔周囲の視野の確保が困難な症例などでは、術野展開に有用である。【成績】32例中、術中偶発症は認めなかった。胸部操作時間 289分、術中出血量336gであった。胸部郭清リンパ節は28.9個で、術後肺炎5例(15.6%)、反回神経麻痺8例(25%)であったが、保存的に軽快した。【結語】腹臥位胸腔鏡下食道切除術では腔内牽引器を用いた食道牽引により視野展開が向上し安定したリンパ節郭清が可能である。
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