演題

OP-123-6

原発性十二指腸癌の粘液形質発現と臨床病理学的特徴

[演者] 高野 可赴:1
[著者] 土屋 嘉昭:1, 野村 達也:1, 會澤 雅樹:1, 野上 仁:1, 丸山 聡:1, 松木 淳:1, 中川 悟:1, 瀧井 康公:1, 薮崎 裕:1, 梨本 篤:1
1:新潟県立がんセンター新潟病院外科

【目的】原発性十二指腸癌における粘液形質、cytokeratin (CK)7、CK20の発現と臨床病理学的因子について検討した.【対象・方法】対象は当科で切除された原発性十二指腸癌24例 (粘膜内癌6例、漿膜下層以深18例、TNM stage、I/II/III/IVは6/2/13/3).免疫組織学的にCK7、CK20、MUC1、MUC2、 MUC5AC、MUC6、 CD10、CDX2の発現を検討した.【結果】CK7、CK20、MUC1の陽性頻度は71%、50%、46%、胃型のMUC5AC、MUC6の陽性頻度は54%、42%、腸型のMUC2、CD10、CDX2陽性頻度は8%、21%、58%.粘膜内癌を除いた18例の疾患特異的生存率に対し単変量解析を行うと、MUC1陽性例は陰性例よりも治療成績不良(5年生存率;11% vs 58%、p=0.01)であり、CK20陽性例は陰性例よりも治療成績良好(5年生存率;57% vs 15%、 p=0.04)であった.【結論】十二指腸癌の約50%は胃型形質を示す腫瘍であった.進行癌ではMUC1、CK20の発現が予後に影響する因子の可能性が示唆された.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版