演題

OP-122-5

イレウスの手術適応決定における血中IL-6値測定の有用性について

[演者] 山口 健太郎:1
[著者] 島崎 朝子:1, 勝部 隆男:1, 宮木 陽:1, 臼田 敦子:1, 村山 実:1, 浅香 晋一:1, 碓井 健文:1, 横溝 肇:1, 塩澤 俊一:1, 島川 武:1, 吉松 和彦:1, 成高 義彦:1
1:東京女子医科大学東医療センター外科

【目的】イレウス症例の血中IL-6値を測定し,その手術適応決定のための有用性について検討した.【方法】IL-6 半定量キット(東レ・メディカル製)を用い,イレウス症例11例(手術7例,保存的治療4例)の初診時採血でのIL-6値と手術の要否,手術所見,白血球数,CRP値との関連について検討した.【結果】保存的治療4例のIL-6値は全例0 pg/mlであった.手術例7例は0 pg/mlが2例,1000 pg/ml以上が5例で手術例全体のIL-6の平均値は1500 pg/mlであった.手術例でIL-6が0 pg/mlの2例はいずれも腸管虚血の所見はなかったが,IL-6が高値であった5例はなんらかの腸管虚血を有する病態であった.また手術例と保存的治療例の間で初診時採血における白血球数およびCRP値には差はなかった.【まとめ】イレウス症例においてIL-6高値例は腸管虚血を有する可能性が高いことが示唆され,IL-6値の測定は手術適応決定の有力な指標となると考える.
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