演題

OP-122-4

癒着性腸閉塞~狭窄解除術術後再発リスク因子の検討とその対策~

[演者] 有明 恭平:1
[著者] 横山 智:1, 土井 孝志:1, 竹村 真一:1, 梶原 大輝:1, 相澤 卓:1, 黒田 房邦:1
1:白河厚生総合病院外科

目的・方法:癒着性腸閉塞解除術を施行した113例を対象とし,再発リスク因子の抽出及びその対策について検討した.結果:再発症例は18例であり術後5年の累積再発率は20.8%であった.再発のリスク因子について単変量解析では男性,大網切除の2項目が,多変量解析から大網切除のみが独立したリスク因子として抽出された.大網切除後の33症例を非切除の80症例と比較したところ,大網切除後の症例では腹壁への癒着が有意に多く,バンド以外の癒着が多かった.大網切除後の5年再発率は42.4%と非切除群の10.6%に比較し有意に高率であった. 考察:本検討から再発のリスク因子として大網の重要性が示された.大網切除後は,腸管と創部とが直接接触する機会が増えることで腹壁癒着が多くなると考えられた.胃癌手術時には大網切除の必要性について十分に検討した上での切除を行うべきである.また再発予防としてセプラフィルム,大建中湯の有用性についても検討する.
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