演題

OP-121-1

下部直腸GIST に対する後方アプローチの有用性

[演者] 宮澤 秀彰:1
[著者] 飯田 正毅:1, 中川 康彦:1, 八木 史生:1, 渡辺 剛:1, 吉岡 政人:1, 工藤 和大:1, 打波 宇:1, 山本 雄造:1
1:秋田大学消化器外科

下部直腸GISTに対し後方アプローチの併用により肛門を温存しつつ安全に腫瘍の完全摘出が可能であった。【症例の実際】症例1;後壁側に突出する径59×57mmの軟らかい腫瘍で、腹腔アプローチのみでは腫瘍の牽引、圧排による被膜損傷が危惧された。腹腔鏡操作では尾骨の高さまでの直腸後方剥離のみとし、後方アプローチで直腸周囲を剥離し、腫瘍口側および肛門側を切離し吻合し得た。症例2;小骨盤腔を占拠する径100×100mmの腫瘍で、腹腔アプローチのみでは腫瘍周囲の剥離、腫瘍肛門側での切離は不可と判断した。腹腔アプローチでは腫瘍口側までの直腸後方剥離とし、後方アプローチで直視下に腫瘍口側および肛門側を切離し吻合し得た。【まとめ】外肛門括約筋に近接する腫瘍であっても、後方アプローチにより直視下に腫瘍周囲の剥離、腫瘍肛門側の切離が可能である。下部直腸GISTに対し後方アプローチの併用が極めて有用である。
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