演題

乳房Paget病に対する術式選択におけるMRIの有用性

[演者] 大場 崇旦:1
[著者] 小野 真由:1, 家里 明日美:1, 花村 徹:1, 伊藤 勅子:1, 金井 敏晴:1, 前野 一真:1, 伊藤 研一:1, 高山 文吉:2
1:信州大学乳腺内分泌外科, 2:青樹会一之瀬画像センター

【はじめに】乳房Paget病に対して乳房部分切除術も選択されるようになってきている.【目的】乳房Paget病6例の臨床病理学的特徴を,視診所見,MRI所見と比較し,MRIの有用性について考察する.【結果】各検査での皮膚病変の範囲の平均(±標準偏差)は視診33.7±21.7mm,MRI(造影効果)34.3±19.3mm,病理診断33.0±15.3mmで有意差を認めなかった.乳腺内に造影効果を認めた3例と男性であった1例で乳房切除術を,乳腺内に造影効果を認めなかった2例で乳房部分切除術を施行した.病理学的にはMRIにて乳腺内の造影効果を認めた3例の造影範囲と乳管内病変の範囲は概ね一致おり,乳房部分切除術を施行した2例では乳管内病変を認めなかった.【考察】MRIは正確に皮膚病変を描出し得る.MRIで乳管内病変が限局していると考えられる症例では,乳房部分切除術も可能であるが,MRIにて広範な乳管内病変が疑われる症例においては乳房切除術を選択したほうがよいと考えられる.
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