演題

乳癌腋窩郭清の必要性—センチネルリンパ節転移例での今後の展望—

[演者] 田中 晴生:1
[著者] 梅田 修洋:1, 村上 聡一郎:1, 相良 亜希子:1, 谷口 隆之:1, 西村 志帆:1, 石川 幹真:1, 内山 昭彦:1
1:JCHO九州病院外科

【背景】臨床的腋窩リンパ節転移陰性乳癌症例に対するセンチネルリンパ節生検(SLNB)は標準治療となっている。2014年4月に乳癌診療ガイドラインが改訂され、SLN転移症例に対する腋窩郭清推奨グレードが変更された。SLN転移例に対するALNDの必要性には検討の余地がある。【目的】SLNB転移例におけるALNDの必要性について明らかにする。【方法】SLNB施行例を対象に、追加郭清を行った群と、省略した群とで比較検討行った。追加郭清施行例で、non-SLN転移個数を検討した。【結果】SLN転移陽性77例全例にALNDを追加した。SLN転移個数1個の場合、non-SLNへの転移を認めた症例は11%であり、これは一般的なSLNB偽陰性率(7~10%)に比べても比較的遜色がなかった。【考察】SLNに転移を認めた場合、転移個数が1個のみの場合に限って、ALND省略を考慮できる可能性がある一方で、複数個の転移を認める症例には依然としてALNDが必要であることが示唆された。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版