演題

男性乳癌症例の臨床的特徴

[演者] 都島 由希子:1
[著者] 林 裕倫:1, 中西 賢一:1, 武内 大:1, 角田 伸行:1, 菊森 豊根:1
1:名古屋大学乳腺・内分泌外科

2009年5月より2014年4月の間に当院で手術を施行した全乳癌890症例中、男性乳癌は9症例(1.0%)であり、臨床的特徴について検討した。手術時の平均年齢は61.1歳、平均病悩期間は、4.4ヶ月であった。DCISを1例認め、8例の浸潤癌の平均浸潤径は5.9cmであった。3例にリンパ節転移を認め、腋窩郭清を施行した。病期は、StageⅠ以下が3例、Ⅱ~Ⅲが3例、Ⅳが3例であった。充実性乳管癌が5例と多く、Ki67高値(>14%)は2例(22.2%)、ER陽性8例(88.9%)、HER2陽性例は認めなかった。遠隔転移は2例に認め、遠隔転移を認めない症例においては、術後1.5年で局所皮下再発を認めた1例以外には再発所見を認めていない。術式は乳房切除が基本であるが、乳腺組織が乏しく可及的に意識して皮下組織を切除することが必要である。男性乳癌ではホルモンレセプター陽性例が多いが、進行症例においては予後不良であるため、早期発見と女性乳癌に準じた補助療法が重要である。
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