演題

神経内分泌型非浸潤性乳管癌の臨床病理学的検討

[演者] 西前 綾香:1
[著者] 井上 共生:1, 中野 芳明:1, 西 敏夫:1, 沢井 ユカ:2, 山﨑 大:3, 稲治 英生:1
1:市立貝塚病院乳腺外科, 2:市立貝塚病院放射線科, 3:市立貝塚病院臨床検査科

当院での神経内分泌型非浸潤性乳管癌(NE-DCIS) 8例,および類似した病態であるNE-DCIS with microinvasion 7例,計15例について臨床病理学的に検討した.平均年齢は68.6歳,自覚症状として15例中11例で血性乳頭異常分泌を認めた.乳頭分泌液中のCEAを9例で測定しており, 6例で強陽性(>1000ng/ml), 1例で陽性(>400ng/ml)であった.15例中,乳管腺葉区域切除術を施行し診断のついたものが6例,摘出生検で診断のついたものが1例であった.ERは全例で陽性,PgRは1例を除く14例で陽性,HER2は測定した8例全例で陰性であった.観察期間中央値は6年5ヶ月で全例無再発生存している. NE-DCISは比較的高齢者に多く,症状として血性乳頭異常分泌で発見されることが多い.乳頭分泌液中のCEAは陽性になることが多いが,細胞診で診断のつく症例は少なく,乳管腺葉区域切除術もしくは摘出生検が最終診断には必要である.また,予後良好なことから,過大な治療は適切でない.
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