演題

微小浸潤癌34例の臨床病理学的検討

[演者] 森田 道:1
[著者] 山口 倫:1, 朔 周子:2, 大塚 弘子:2, 山口 美樹:2, 山之内 孝彰:3, 田中 眞紀:2, 江口 晋:3, 矢野 博久:4
1:久留米大学医療センター病理, 2:JCHO久留米総合病院乳腺外科 , 3:長崎大学移植・消化器外科, 4:久留米大学病理

【目的】微小浸潤癌の臨床病理学的特徴を明らかにする。【対象と方法】対象は2007年から2013年に術前針生検および術後組織診断で診断された微小浸潤癌。臨床病理学的背景、リンパ節転移、再発の有無について検討。【結果】微小浸潤癌は34例(全乳癌の1.5%)。背景DCIS は高度異型(NG3)44%、低中度異型はNG1,24%/NG2,32%。全サブタイプに分布しLumA(ER+/PR+/HER2-)41%、HER2type(ER-/PR-/HER2+)32%が高頻度でTN(ER-/PR-/HER2-) は3%のみ。各サブタイプのNG1/2とNG3の分布はLumA(14vs.0)/HER2(0vs.11)でLumAにNG1/2、HER2 typeにNG3が多かった(P<0.001)。リンパ節転移は2例(5.9%)。再発は1例(3.0%)でLumA (NG2)、再発部は胸壁で (無再発生存期間: 32ヶ月)、リンパ節転移は認めなかった。【考察】微小浸潤は低度異型DCISにも発生することが明らかとなった。転移・再発といった浸潤癌の性質を持ち合わせており、術後補助療法の選択には慎重を期す必要がある。
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