演題

乳房温存手術における術中迅速組織診断の有用性の検討

[演者] 青松 直撥:1
[著者] 鄭 聖華:1, 平松 宗一郎:1, 岩内 武彦:1, 森本 純也:1, 西居 孝文:1, 小坂 錦司:1, 内間 恭武:1, 竹内 一浩:1
1:府中病院 外科

【はじめに】乳房温存手術後の局所再発を防ぐことは重要である.【対象と方法】2007年1月から2013年12月まで当院で乳房温存手術を施行し,断端の迅速病理検査を施行した66例を対象とし,乳腺切除断端の状態と局所再発の関係をレトロスペクティブに検討した.【結果】観察期間中央値は52か月.14例に断端陽性を認め,9例で乳腺全摘を5例に追加切除を行った.偽陰性は2例に認めた.断端陽性で追加切除もしくは乳腺全摘を行った患者は全例局所再発を認めなかった.断端陽性率は,閉経,年齢,サイズ,リンパ節転移,脈管侵襲,核グレード,ホルモン受容体,HER2とは有意な相関は示さず,組織型が浸潤性小葉癌であるもの,乳管内伸展を認めたものは有意に高率であった.【まとめ】術中迅速病理検査には手術時に追加切除を行うことで極めて高い確率で切除断端を陰性にすることが可能である.局所再発率を低下させることが期待でき,有用な手技と考えられた.
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