演題

ホルモン感受性乳癌における術前短期内分泌療法の意義

[演者] 横江 隆道:1
[著者] 神野 浩光:1, 林田 哲:1, 高橋 麻衣子:1, 永山 愛子:1, 栗原 俊明:1, 植野 華子:1, 竹前 大:1
1:慶應義塾大学一般・消化器外科

目的:術前内分泌療法の臨床試験では、治療後のKi67値と無再発生存率に相関があることが示された。本研究では、短期術前内分泌療法を施行し、臨床病理学的因子の変化およびその予後との相関を検討した。対象と方法:ホルモン感受性乳癌を対象とし、手術までの待機期間にletrozol 2.5mgを内服した。結果:症例は2010年11月から2014年8月までの期間で術前短期内分泌療法を行ったホルモン感受性乳癌143例を対象とした。年齢の中央値は67歳(49-85)、全例ER陽性で、PgR陽性は85%(121/143例)、術前ホルモン剤の投与期間の中央値は6週間(2-34)、観察期間の中央値は593.5日であった。再発は4例で、そのうち死亡1例であった。加療前後の腫瘍径は有意に縮小を認めた。またKi67の値の中央値も有意に低下を認めた。結論:術前短期内分泌療法を行うことで、腫瘍縮小効果を有意に認め、Ki67の値も低下することが示された。予後に関しては更なる観察期間が必要である。
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