演題

胸腺腫におけるPD-L1の発現とその意義

[演者] 小副川 敦:1
[著者] 内匠 陽平:1, 橋本 崇史:1, 安部 美幸:1, 末廣 修治:1, 宮脇 美千代:1, 杉尾 賢二:1
1:大分大学呼吸器・乳腺外科

【背景】免疫チェックポイント分子を標的とした治療は、有害事象として重症筋無力症などを引き起こすことが報告されている。胸腺腫や合併する自己免疫疾患におけるPD-L1の役割を検討した。【対象と方法】1995年から2013年に当科で切除された胸腺腫54例を対象とし、抗PD-L1 抗体により免疫組織化学染色を行った。評価はH scoreを用いて行い、背景因子との関連を検討した。【結果】スコアは平均45(0-300)であった。スコアと、WHO分類、正岡病期との間に有意差を認め、WHO分類B1/B2とB3のスコアは、それぞれ中央値が20(0-160)と85(10-300)であった(p=0.033)。同様に、正岡病期I-IIIとIVのスコアはそれぞれ中央値が20(0-160)と60(10-300)であった(p=0.047)。重症筋無力症の有無とスコアとの間に負の相関を認めたが、p=0.056とボーダーラインであった。【考察】胸腺腫において、PD-L1は、より悪性度が高く、進行症例で高発現であった。
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