演題

甲状腺専門病院における進行再発甲状腺分化癌の集学的治療戦略

[演者] 神森 眞:1
[著者] 福森 龍也:1, 杉下 佳之:1, 吉川 啓一:1, 星 雅恵:2, 清水 一雄:1, 山田 哲:1
1:金地病院外科, 2:東京医科大学呼吸器・甲状腺外科

甲状腺分化癌の標準治療は,甲状腺全摘術後に131I ablation (RAI)療法が施行され,最近では進行再発癌に分子標的薬が使用出来るようになった。今までに分化癌1675 (乳頭癌:1569, 濾胞癌:106) 例の手術を経験し,high risk群などにRAI療法を施行し,4例のソラフェニブ使用を経験した。治療の変遷について臨床病理学的因子,RAI,ソラフェニブ投与について詳細に検討した。分化癌全症例と遠隔転移例の比較では,濾胞癌が乳頭癌より,男性が女性より,乳頭癌で平均腫瘍径が20mm以上だと有意に遠隔転移していた。 遠隔転移例の検討では,多発転移例で有意に生存率が低下していた。RAIでは,20%の胸水貯留を認めたが,死亡例は存在しなかったが,ソラフェニブ使用4例は,いずれも有害事象のため投与量の減量がされ,1名が死亡していた。ソラフェニブの使用については,明確な適応基準が必要であり,その他の分子標的薬の早期認可が期待される。
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