演題

甲状腺切除術中反回神経再建例の検討

[演者] 田代 耕盛:1
[著者] 河野 文彰:1, 中尾 大伸:1, 池ノ上 実:1, 森 晃佑:1, 中村 都英:1
1:宮崎大学循環呼吸・総合外科

【目的】当科における甲状腺切除術中に反回神経を離断・再建した症例を検討し,再建術の有効性を評価した.【方法】1978年2月から2014年7月までの甲状腺手術494例のうち術中に反回神経の再建術を施行した14例,16神経を対象に手術所見,再建方法,術後合併症について評価した.また術後の声帯機能評価として発声状態・嚥下状態・呼吸状態などの理学所見と最長発声持続時間について経時的な評価も行った.【結果】男女比5:9,平均年齢59.2歳.反回神経端々吻合13神経,頚神経ワナ吻合3神経であった.片側再建11例において嗄声・誤嚥は大幅に改善.最長発声持続時間も延長した.また,両側再建3例において嗄声・誤嚥・呼吸苦は大幅に改善.最長発声持続時間も延長した.長期の機能予後は,1年followで最長発声持続時間が延長し良好であった.【結語】甲状腺切除手術時の術中反回神経離断において,積極的な神経再建を行うことにて患者のQOLの改善が期待できる.
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