演題

高齢者乳癌への挑戦 - 65-79歳のFEC/DOCは安全である -

[演者] 野木 裕子:1
[著者] 神尾 麻紀子:1, 加藤 久美子:1, 塩谷 尚志:1, 鳥海 弥寿雄:1, 武山 浩:1, 大木 隆生:1
1:東京慈恵会医科大学外科

【背景】高齢者乳癌の急増が予想されるが,臨床試験による高齢者のエビデンスは乏しい.【目的】65 - 79歳の乳癌患者における術前化学療法FEC/DOCの安全性,有効性を評価した.【対象】2005年8月から2013年11月に術前化学療法を施行した396名.【方法】FEC (5FU: 500, Epi-ADM: 60-100, CPA: 500 mg/m2) DOC (60-100 mg/m2) 各4サイクル 逐次使用.【結果】65歳未満: 321名 (81%), 65歳以上: 75名 (19%).65歳以上における観察期間中央値: 51.4ヶ月,乳癌死亡率: 2.6%,全生存率: 94%であった.遂行率はFEC/DOC; 100/100: 82%, 100/75: 89%, 75/75: 87%, 60/60: 100%であった.有害事象は間質性肺炎,圧迫骨折,重症感染症,心嚢水貯留,脱力であった.間質性肺炎は非高齢者に0.3%であったが,高齢者では5.3%と有意に高頻度であった.心毒性,EFの低下は認めなかった.【結論】高齢者においてもFEC/DOCは高い遂行率で安全に行え,良好な中期成績が得られた.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版