演題

当院における後期高齢者乳癌症例の検討

[演者] 髙橋 深幸:1
[著者] 末松 友樹:1, 須田 寛士:1, 齋藤 洋之:1, 真崎 純一:1, 大森 敬太:1, 石橋 雄次:1, 若林 和彦:1, 伊藤 豊:1
1:国立病院災害医療センター消化器乳腺外科

【背景】平均寿命の延長に伴い高齢者乳癌症例は増加しているが, 高齢者乳癌症例は個々の症例に応じた治療戦略が必要であると考える. 【対象】当院で2009年1月から2013年12月の5年間で施行した原発性乳癌症例235件のうち, 75歳以上の症例68例. 年齢中央値は79歳(75~97歳). 組織型, 組織異型度, ステージ, サブタイプ, 予後などについて検討した. 【結果】組織型はDCIS4例, 浸潤性乳管癌54例, 浸潤性小葉癌3例, 粘液癌6例, アポクリン癌1例であった. ステージはIIB以上が33.8%を占めていた. サブタイプについては40歳代と比較してHER2タイプ, Triple negative症例が多かった. 術式は乳房切除39例(57%), 乳房部分切除29例(43%)と乳房切除が多かった. 【結論】高齢化社会に伴い高齢者のADLも今後さらに改善してくる可能性があり, 症例によっては積極的に治療が可能である場合があることを念頭に入れつつ治療戦略をたてる必要があると考える.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版