演題

後期高齢者以上の乳癌手術施行例の検討

[演者] 山口 美樹:1
[著者] 田中 真紀:1, 大塚 弘子:1, 村上 直孝:1, 岐部 史郎:1, 朔 周子:1, 田中 夏樹:1, 白水 和雄:1, 三島 麻衣:2, 横山 吾郎:3
1:JCHO久留米総合病院外科・乳腺外科, 2:久留米大学外科, 3:よこやま外科乳腺クリニック

<諸言>本邦では後期高齢者以上の急増が見込まれている。高齢者乳癌の手術施行例を検討した。<対象・方法>2006年から2010年に手術を施行した75歳以上の乳癌患者155例。<結果>超高齢者25例、後期高齢者130例。受診動機は介護者による指摘が超高齢者:16%、後期高齢者:3.8%。併存疾患なしの例は超高齢者2例(8%)、後期高齢者28例(21.5%)。術式は超高齢者で乳房切除が22例(88%)温存術3例(全例放射線治療は省略)、後期高齢者では乳房切除術95例(73%)、温存術35例で温存術後の放射線治療は16例に施行。術後重篤な合併症はなし。予後は超高齢者で乳癌死3例、他病死1例、後期高齢者で乳癌死6例、他病死4例、他癌死1例が確認されている。<考察>高齢者乳癌手術において重篤な術後合併症は認めなかった。高齢者の乳癌治療は今後さらに増加が予測されるが個々の症例に応じた治療とともに薬物療法の安全性に対しては前向きな検討が必要である。
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